グリーフに関わる活動をしておりますが、グリーフとはまったく関係のない日常のあれこれについての記事もアップしています。
なぜでしょうか?
グリーフは、「生きる」ことと切り離せないからです。
「生きる」ことは、日常生活の中で生まれます。
大切な人が旅立って逝ったその直後から、見送った私たちの「生きる」が新たな局面を迎えます。
次の1秒を私は生きることができるだろうか…。
この辛い1秒をどれだけ繰り返していけばよいのだろうか…。
これは、長男を見送った直後に私自身が感じたことです。
どんなに苦しくても、どんなに哀しくても、世界は進行していきます。
その進行度合いは、何ごともなく生活していた時には当たり前の速さです。
むしろ、速ささえも感じないほどですね。
しかし、グリーフの波に漂っている時は、自分だけがぽつりと異空間に座り込んでいるような…。
ですから、「いかにして自分の日常生活を取り戻すか、自分の新たな生活ペースを構築するか」が非常に大切だと思うのです。
グリーフと日常。
ぴんと来ないかもしれませんが、これはとても大切な視点です。
新しい一歩を踏み出すためのきっかけ。
そのきっかけは、本当に人それぞれです。
今、まさにグリーフの波に漂っていらっしゃる方が、その大切なきっかけに早く巡り会えますように。
そして、自分自身の新たな生活への着地点を見出し、次の一歩を踏み出せますように。
自分との折り合いをつけるのは、それからです。
最近の私の日常。
コロナ禍とともにスタートした畑生活を楽しんでおります。
夕刻の水まきの最中に、ふた筋の虹を発見!
こういう何気ない瞬間の積み重ねを経て、グリーフにあふれた日常から、新たな日常へ。
それは自分の魂の光に向かう階段を一段一段のぼっていくことなのかもしれません。
みなさん、今日も素敵な一日をお過ごし下さい!
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